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「B面がA面にかわるとき」

経験を抽象化・構造化して得られる知識の集成 「スキーマ(schemata)」。
ネガティブに捉えられがちなモノやコトを、そんなスキーマを使い価値あるものへと生まれ変わらせる。
長坂氏の処女作「B面がA面にかわるとき」ではそんな再生のプロセスが複数のプロジェクトで事細かに説明される。
その本の発売を記念し、中でも取り上げられているFlat Tableをフィーチャーする。

エポキシによる超フラット化が一見フラットとは相反する有機的な模様、まるで遠浅な海を天板上に浮かび上がらせる。
仕掛けはアンティーク天板の凸凹を利用し、流し込むエポキシの数ミリの厚みによって色の濃度の差を生み、木の素地から不透明色までをグラデーションでつくる。
「色は重なると濃くなる」という簡単な原理をものの見事に表現に落とし込む。
そして、忘れてはならないのは開発を共に行ってきた特殊塗装なかむらしゅうへい氏による職人技だ。
完全一品モノ。二つとして同じものはない「一期一会」プロダクトである。

長坂 常
JO NAGASAKA

http://www.sschemata.com/
スキーマ建築計画 代表取締役
1971年に大阪に生まれる。東京芸術大学美術学部建築学科を1998年に卒業。同年、スタジオスキーマを設立(旧名)。
2007年 事務所を上目黒に移転。ギャラリーなどを共有するコラボレーションオフィスhappaを設立。
Flat School Desk   Flat Table Edit.001   Flat Table Edit.002
Flat School Desk
design: 長坂 常
epoxy: なかむらしゅうへい
  Flat Table Edit.001
design: 長坂 常
epoxy: なかむらしゅうへい
  Flat Table Edit.002
design: 長坂 常
epoxy: なかむらしゅうへい
B面がA面にかわるとき        
B面がA面にかわるとき
長坂 常 / 著